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桜の花と桜の木

2011-03-20

美術館の陽光桜は例年より少し遅めの開花を始め、相変わらず地面の方を向いてたくさんの花を付けています。それに植樹して3年目の春を迎えた「枝垂れ桜」が初めて花を付けました。美術館の喫茶ルームや受付の窓越しからでも見て楽しめるようにと、美術館と自宅の境の垣根中ほどに植えた2mほどの枝垂れ桜です。幹は細くひょろりとしていて、いつ見ても枝が枯れたように淋しい樹で、もしかしたら根が付いていないのではと心配していた矢先、枝先の方にほんの少しですがピンク色の蕾の膨らみを見つけ、母と一緒に喜びました。

また今朝、雨がシトシトと降る中、時津に住む伯父から頂いた二本の桜を父と母が植えました。「しだれ桜」と「関山桜」で、どちらも1mほどの小さいものですが、しだれ桜は既に蕾をつけています。何十年か先には国道を走る車からも見えるようにと、美術館・東屋の側に植えました。伯父さんからは、植え方や育て方のレクチャーも受け、大きく育ったら自分の名前をつけて記念樹にして欲しいとお願いもされています。

いきなり美術館の桜が4本に増えて一番喜んでいるのは、お花が大好きな母のようです。私も数年後、10年後20年後を楽しみにしています。

1300595627_CIMG2056-13年目の春を迎えた枝垂れ桜の蕾