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橘神社の桜と橘中佐像

2011-04-05

ぽかぽかと春の心地よい陽気に誘われて、お隣の千々石町の橘神社へ桜見に出かけました。参道の両側に並んだ満開の染井吉野がピンク色に周りを染めて、時折吹く風にチラチラと花びらが舞い落ちる様はとても感動的でした。参道入り口の軍神橋から下の綺麗に整備された河川公園の散歩道を眺めると、ほのぼのとした春が感じられ静かな時が流れていました。

橘神社は、1865年に千々石の地に生まれ、日露戦争に参戦し大激戦の後に戦死した勇士「橘周太中佐」をお祀りした神社です。 軍神として教育者として高く評価された中佐の銅像が、国道57号線に面した神社駐車場の一角に設けられた自然石の台座に雄々しく立っています。これは長崎市の平和記念像で有名な彫刻家・北村西望が35歳の時に制作し、大正8年に建立されたものです。

しばし中佐の堂々とした姿を見つめ、この地の平和な今日に感謝しました。

1301988872_CIMG2309-1橘神社入り口の軍神橋と桜

1301988872_CIMG2312-1北村西望作 「橘周太中佐」銅像