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大村市「旧楠木正隆屋敷」

2011-04-29

長崎県指定有形文化財・大村市指定屋敷の「旧楠木正隆屋敷」を訪ねました。

楠木正隆(1838~1902年)は幕末に活躍した大村三十七士のひとりで、井上馨や大隈重信らとの親交があり、明治10年に東京府知事に就任した後、衆議院議長を務めています。

この武家屋敷約400坪の庭園が素晴らしいと知人から聞いていたので、今回、大村市での所用の折りに寄ってみました。生憎の小雨が降る天気でしたが、縁側に座り込んでゆっくりと庭園を眺めていると、管理人のおじいさまが大村の歴史やそれにまつわる著名人の話を丁寧に説明して下さいました。ここは、現在では茶会、活け花の集いや桃の節句に合せて藩主大村家に伝わる雛人形を展示したり、いろいろな催し物会場として活用されているそうです。

自然の草木などはそのままで、新緑の美しい庭園でした。

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