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薯蕷饅頭

2011-06-06

薯蕷(じょうよ)饅頭は、上質な上用粉(米紛)に山芋を練りこんで作られた生地に小豆こし餡を包み込んだ和菓子で、江戸時代に京都で生まれたと伝わっています。貴族や殿様に献上されていたことから上用饅頭となり、現在では引き菓子として親しまれているそうです。

きめの細かいしっとりとした上品さがある薯蕷饅頭は父の大好物でもあり、時たま、父の同級生が営む地元の和菓子店で買って頂いていますが、昨日、長崎の老舗・文明堂総本店の上用饅頭を頂戴しました。桃の形を模ったお饅頭は見た目も美しく、食するのにちょっと躊躇しましたが、美味しくいただき幸せでした。

1307328687_CIMG3033-1文明堂総本店の「上用饅頭」