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侃先生ご来館 山頭火と日奈久温泉 

2011-07-31

昨日の夕刻、小﨑侃先生と熊本県八代の「九月は日奈久で山頭火実行委員会」の皆様がご来館されました。

放浪の俳人・種田山頭火(明治15年~昭和15年)は、昭和5年9月に日奈久温泉の織屋旅館に3泊し、行乞記の中でこの温泉を称賛しています。そんなことから、実行委員の方々は日奈久温泉の活性化に山頭火を取上げて「九月は日奈久で山頭火実行委員会」を立ち上げられ、500点近くの山頭火シリーズを発表されている小﨑侃先生にフォーラムへのゲスト出演やグッズ販売への協力などで交流されています。

両親も数年前、侃先生からお誘いを受けて日奈久温泉での山頭火フォーラムへ参加しました。その折りに山頭火が宿泊した全国の旅館の中で現存する唯一の建物である「織屋旅館」を見学し、日奈久の古びて風情溢れる温泉のお湯は本当に気持ちが良かったと話しています。また、その時のフォーラムで侃先生が描かれた即興絵作品「うれしいことも・・・」は現在美術館の展示室に飾っていて、皆様をお出迎えしています。

侃先生ご一行は美術館を後に山頭火とゆかりのある小浜温泉で一泊。今日は島原城で開催されている小﨑侃展を鑑賞されるとのことです。

1312076550_CIMG3253-1小﨑侃・即興絵「うれしいことも・・・」作品の前で

侃先生(中央)と実行委員の皆様