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長崎市内の精霊流しへ

2011-08-17

15日夜、初盆を迎えた故人の冥福を祈り西方浄土へと送る長崎の伝統行事「精霊流し」が行われた長崎市内へ出かけました。

13日から続いた雨は当日も降ったり止んだり、時折たたきつけるような生憎の天気でしたが、市内は大勢の見物客で賑わっていました。家族や友人らに引かれたり担がれたりした精霊船が爆竹やドラの音を鳴り響かせながら街を練り歩き、大波止の流し場まで運ばれて行きました。今年は全体で約3,400隻の船が出されたとのことです。

また、今年は東日本大震災の犠牲者を追悼する精霊船「東北丸」も登場し、ボランティアや東北からの避難者計約30人が船を引き、犠牲者の冥福をお祈りしたとのニュースもありました。

大震災から早5カ月。長崎に居て復旧作業の進み具合はよく分かりませんが、被災地の一日も早い復興を願わずにはいられません。

1313550429_CIMG3483-1雨の中での精霊流し

1313553334_CIMG3485-1爆竹に煙る精霊流し