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茶道教室の小さなお茶会

2011-08-27

今週は雲仙市千々石町公民館で小学生を対象とした「茶道教室」が開かれました。私の茶道の先生がご担当されている関係で、茶道の稽古仲間である先生のお孫さん二人と一緒にお手伝いをしました。

この教室は夏休み期間中に公民館を利用し学習している生徒たちへのご褒美として実施されており、今年で3回目となる茶道教室をはじめ料理教室も行われました。

午前中に2回行われた茶道教室は、準備のために先生のご自宅からたくさんのお茶道具一式を公民館の和室へ運び込むことから始まりです。掛け軸と茶花を飾り付けたり、風炉に衝立をセットしたり、お干菓子や点前の準備をして10時の開催を待ちます。

お点前のトップバッターは私で、夏らしい葉蓋のお点前で子どもたちや小学校の先生や教育委員会の方などへお茶を振舞いました。小学生ら客人は、先生から和室への入り方、お辞儀の仕方、歩き方、お菓子のいただき方やお茶の飲み方などを教わりながら一服のお茶を頂きます。先生は元幼稚園教諭でしたので、教え方がとても分かりやすく上手です。入れ替わりで入ってくる子どもたちに、お孫さんは「ちとせ盆」のお点前で、私は「洗茶巾」でと夏を演出したお点前で薄茶を振舞いました。

身近な場所で日本の伝統文化に触れる時間を持てた子どもたちが、この日の体験から少しでも何かを感じ興味を持ってもらえたら嬉しいものです。私は、ボランティアで茶道教室を開催される先生の行動力にも感激でした。

1314408015_CIMG3624-1葉蓋のお点前

1314408015_CIMG3653-1小学高学年男子らの客人たち