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第9回国際浮世絵学会大会!

2007-05-20

本日、千葉市美術館の11階講堂で開催されている「第9回国際浮世絵学会大会」に出席してきました。

今回の学会は、千葉市美術館で開催中の展覧会「鳥居清長展」にあわせ、発表の大半は清長や江戸中期から後期にかけての浮世絵や風俗についての研究発表でした。喜多川歌麿とともに浮世絵美人画の絶頂期を形成した清長作品の大半は海外に流出しているため、世界各国から270点あまりが一堂に集結した清長作品単独での展覧会は初めてのことです。江戸名所を背景に描かれた長身ののびやかな美人像は、江戸という大都市をひとつの理想郷のように伝えてくれます。色彩豊かで広い画面(大判2枚続、3枚続など)の清長美人は、独特の魅力があり、強く印象づけられました。

今回の東京滞在でのメインイベントの国際浮世絵学会大会が無事に終わり、ほっとした一日でした。