101歳のおばあさん
2011-11-25
私の誕生日の19日、小浜にある老人介護施設の皆様が午前午後に分かれて来館されました。
当日は、前夜から未明にかけての台風時並みの暴風雨によって、美術館のテラスや芝生、駐車場には近隣の雑木林から飛んできた木や草の葉、竹の笹などが嫌になるほどいっぱいに落ちて散らかっていました。
開館前までには片付けてしまおうと、家内と竹ぼうきと熊手を持って汗を出してがんばり済ませました。
開館間もなくして、皆様のご来館です。どなたもご高齢で、介助の人が付添わないと一人で行動するのは無理な方ばかりでしたが、ご一行の中に、今年101歳になられるおばあさんがおられると引率の方からご紹介を受けました。おばあさんは車椅子を利用されていますが、ほっぺがピンク色で血色が良く、話される言葉も明瞭で、かくしゃくとされていてお元気です。
私の64歳の誕生日に縁起が良いことだと嬉しくなり、おばあさんのような長生きにあやかりたいと願って記念に握手してもらいました。おばあさんの手はちょっとひんやりしていましたが柔らかい手でした。
帰り際に、いい物をみせてもらってありがとうと感謝の言葉をいただき、反対にこちらが何かほのぼのとした温かい気持ちになりました。
企画展を鑑賞される方たち
