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温泉神社のしめ縄づくり

2011-12-05

正月を迎えるにあたり、4日の愛野町温泉神社のしめ縄づくりに参加しました。この役は5年に一度の輪番制で、今年は私の住んでいる自治会が当番です。

30代前半から80代半ばまでの30名近くの男性が参加し、集められた藁束から縄を作るための藁を選る作業から始めて、大根締めといわれる両端がつぼまっている8mの長さの縄を三本作ります。縄の中心の周囲は約40cmの大きさがあります。それから、その三本を一本の縄に編んでいきますが、これがなかなか上手く縒れなくてみんなで四苦八苦しながらの完成でした。

次は、完成したしめ縄を神社の鳥居に取り付ける作業です。しめ縄の両端を二人ずつで担いでフォークリフトの荷台に乗り人間ごと持ち上げて取り付けます。縄の真ん中にはロープを結んで鳥居の左右の柱を貫いている貫(ぬき)と呼ばれる所を通して、左右2台のフォークリフトで持ち上げるのと同時に引っ張り上げていきます。昔の人はこれを全部手作業でやっていたと思うと、尊敬の念が湧いてきます。

しめ縄づくりは初めての経験で、作業の半分は役に立って半分は見ている状態でしたが、美術館を建てるとき地鎮祭でお世話になった神社でしたので力が入りました。

作業を無事終えた後は皆で今年一年を感謝し、来年の厄や禍を祓い五穀豊穣を願いました。

1323080951_NONALNUM-A5B3A5D4A1BCA1C143494D4734303830新しく付け替えられたしめ縄