二つのニュース
2011-12-21
先週16日、長崎県西海市西彼町風早郷で二人の女性が殺害されるというニュースがありました。長崎の田舎町でこんな痛ましい事件が何で起きるのだろうと思っていたら、月曜日の職場での朝、亡くなった奥さんは独身時代、私たちと同じ職場に在職されていた方と聞き、二度びっくりしました。娘の元交際相手である犯人の男は捕まりましたが、男の身勝手で凶悪な犯行に言いようのない憤りや悔しさがいっぱいです。
また、一昨日の昼には、北朝鮮の金正日総書記が死去したニュースが流れました。朝鮮中央テレビのベテランの女性アナウンサーは、独特の口調で総書記の偉業を称えながら死亡のニュースを伝えましたが、驚くと同時に何か白々しい思いで聞きました。世襲独裁者のこの総書記は、自国の軍備と核開発を第一として、一般国民や子供の多くを飢えさせ餓死させています。何よりも、国家の人権侵害である日本人拉致事件を指示したと言われている張本人です。自国のことはともかくとして、拉致問題は3年前に、北朝鮮側が拉致被害者の再調査を一方的に打ち切っています。一日千秋の思いで何十年間も早期解決を願い行動している拉致被害者の家族や我々日本国民の気持ちから、解決の進展の遅さに苛立ちを感じると共に理不尽な対応がいつまで続くのかと強い憤慨を覚えます。
一年の終わりに、身近で起きたショッキングなニュースと、世界の特に朝鮮半島の平和に影響を及ぼすようなニュースでした。
