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臥牛窯の初窯開き

2012-01-09

昨日は2年ぶりに、臥牛窯の「正月特例 初窯開き2012」へ家内と出かけました。

たくさんの正月らしい煌びやかでお目出度い絵柄の作品が展示してある中で、今回は、今年の干支の「雲龍文香炉」と三段重ねの「重箱」が目に付きました。

香炉の本体には5本の爪を持つ龍が身体から赤いひげをけ立てて勇躍している様子が描かれていて、またバランスがいい本体を支える4本の足が付けてあり、そしていかにも縁起の良い色合いの仕上がりとなっています。重箱は「鶴」を描いた四角形のものと「松竹梅」を描いた円形のものの二種類です。焼き物の重箱は、これまでに見たことがありません。三段それぞれの角や局面を凹凸がないように合わせるのに苦心したことと、一段一段のお重の底の部分の強化に知恵を絞ったとの販売部長の解説です。これら二つはしっかりと頭に焼付け、手頃な価格の新作「なでしこ」の湯呑みと小湯呑みの紅白をそれぞれいただきました。

日程の関係で小一時間ほど見学した後、初窯開き恒例の臥牛先生の作陶公開、餅つき大会やお年玉抽選会は失礼して、次の目的地ハウステンボスへ向かいました。

1326088278_NONALNUM-A5B3A5D4A1BCA1C143494D4734313834「なでしこ」の紅白湯呑み