山本美術館

冬本番

冷たく寒い日が続いています。美術館から見る雲仙岳の平成新山と多良岳の山頂には白々と雪が積もっています。こんな日は、ついつい背中を丸めて縮こまってしまいがちです。

ここ美術館のこの時期は、美術館の北側になる有明海側からと東側に当たる雲仙岳方面からの冷たく強い風が吹き込んできます。特に、海側の多良岳方面からの風は有明海を渡ってこちらの島原半島に向かって吹き下ろすようで、冷たさが一入です。

美術館は南北の方向に位置していて、私たちが通常出入りする裏玄関は東側に置いていますので、出入り口が風に影響されることも多く、素早く行動しないと部屋の暖房が一瞬のうちに吹き飛んでしまいます。背中を丸めてはいられません。携帯電話も北側の外部で使用すると、相手の電話の中に風の鳴る音が混じる時もあります。また、天気がよく乾燥して風が吹く日にはジャガイモ畑の目に見えない赤土が舞って部屋に入り込んでくるので、これも素早い動きが必要です。身体が重い、腰が痛いなどと言ってもおれません。

一月も早や半ばを過ぎて、水仙の花が盛り。冬本番はこれからです。

美術館裏側から雲仙岳を望む（白い三角部分が平成新山）

同じく（アップして）