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小鳥と猪

2012-02-21

今季はまだ、ウグイスの鳴き声を聞きません。

美術館隣りの雑木林にも、心なしか、いつもの冬より小鳥が少ない気がしています。今の時期、林の中でウグイス、メジロ、エナガやシジュウカラ、時たま瑠璃鳥のような小鳥たちが、春が来るのを告げる鳴き声を上げていたのを楽しみに聞いていましたが、今のところ野スズメしか目に付きません。また、千々石の庭先にあるモチノ木には一度に100羽くらいのメジロがわーっと寄ってきて、赤い実を瞬く間に食べ尽していましたが、今季はまだ実は付いたままになっています。

代わりにと言ってはどうかと思いますが、美術館近辺には何年か前からか、(直接見たことはありませんが)猪が出没するようになりました。農家の人たちは、猪が畑のじゃがいもやサツマイモなどの作物を掘って荒らすので、畑の周囲を網やトタンなどで囲ったり、猪用の罠を仕掛けたりして色々と防御しています。美術館裏の馬鈴薯畑には、周囲に猪除けの電線が張ってあります。

美術館前庭先の空き地にも、時たま猪が掘り起した跡が見られます。猪は私たちの日常生活区域内に入り込んで、相当、民家の近くでウロウロしています。全国的な傾向のようですが、困ったものです。

1329819009_NONALNUM-A5B3A5D4A1BCA1C143494D4734323737美術館裏の畑の猪除け電線(両端の白い部分が注意書き)

1329819009_NONALNUM-A5B3A5D4A1BCA1C143494D4734323832同じくアップして