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「奇縁まんだら 終り」(再)

2012-02-23

先日21日の長崎新聞の文化面で、「生きることは人との出会い 瀬戸内寂聴さん 人気エッセー完結」として、記者が「奇縁まんだら 終り」(日本経済新聞出版社)について寂聴さんにインタビューした記事が、寂聴さんがお住まいの京都市右京区の「寂庵」でにっこり微笑んでいる写真とともに掲載してありました。

寂聴さんが、この本について、「生きることは全て人との出会い。当然の縁もあれば、奇縁もある。読者が知っている人もいれば、知らない人もいるでしょう。どなたも素晴らしい人ばかりでした」、「私が覚えていることは、その人と会った時に私の太いアンテナに引っ掛かったことばかり。それこそが重要で魅力的なところなのだと思います。一生懸命集中して聴いて、見たことを忘れることはありません」、「あの人とも会った、この人とも会ったと、どんどん増えていって、心を弾ませて書きました。自ら会いに行ったことはありません。やはり、皆さんと奇縁があったということですね」などと話したことを紹介して、記事がまとめてあります。

この「奇縁まんだら 終り」について私が感じたことをブログに書き、あまり時を置かないで、こういう風に新聞の全国版で取り上げ紹介があると、本の内容の背景等がよくわかり心に強く鮮明に焼き付いてきて、何か嬉しくなりました。

1329995171_imageCAAL3K91寂聴さん(ネット写真より)