山本美術館

春分の日

彼岸の中日の程よい気温の中、お墓参りに出かけました。

早朝にもかかわらず、既に墓地一帯はあちらこちらのお墓から線香の香りが漂い、各々の先祖を敬う気持ちが溢れていて、落ち着いた気持ちになりました。私たちは2週間ぶりの参りで、丁寧に掃除を済ませてから線香をあげました。墓地の周りは山で雑木林になっているので、今日当たりはウグイスの鳴き声が聞けるかなと期待していたのですが、だめでした。その足でいくつかの用事を済ませ、帰宅後は開館前に、先日の春一番で散っていた美術館と自宅周りの落ち葉の片付けです。

今、美術館受付に座って、昨日届いた本「和田誠カラー作品集　Coloring in Wadaland」をめくっています。和田誠の挿絵、ポスター、レコードジャケットやイラストなどの作品約1,000点が収録されたものです。色彩豊かでユーモラスに描かれた作品を見ていると、何ともほのぼのとした気分になってきます。あっこんなのもあったのか、と思わず声が出そうになるノスタルジックな作品を見つけると、たまらなく嬉しくなります。

映画「嵐を呼ぶ男」