山本美術館

椿の花木

家内が、知り合いの家の庭先にとても綺麗な赤色の花を咲かせていたからと、手頃な大きさの椿の木を頂いてきたので、早速、自宅前の小庭に植え込みました。

椿の花は、散るときにぽとりと落ちるので縁起が良くないと、一般的に避けたりして好き嫌いがありますが、花言葉は赤が「控えめな美徳」、白が「申し分のない愛らしさ」などと言われています。

日本原産の椿は、私の小さい頃から近くの何処の山にも藪椿があり、今の時期、友人たちとよくその花を摘んでメジロやヒヨドリなどを捕る罠に仕掛けて遊び、また実(タネ)は椿油の原料になるからと専門に集める大人たちもいました。そんなことで、私にはあまり縁起とか嫌いとかの感情はなく、むしろ好ましく懐かしい花木です。椿は日本では伊豆大島、長崎では五島が特に有名です。

きちんと根付いて、来年には鮮やかな色の花を咲かせてくれるのを、今から楽しみにしています。

植え込んだ「椿の木」