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利休梅

2012-04-03

昨夜から今朝にかけての台風並みの暴風雨で、またまた美術館や自宅周りの芝生の上一面には笹の葉や木の葉が散らばっていますが、特別の被害はなくて何よりでした。

それにしてもこの時季、小中高大学と多くの学校では入学式が行われ、式を彩る桜の花を一晩で一気に吹き散らしてしまう自然の力に、改めて脅威と共生の気持ちがわいてきます。

今朝はまた、一年ほど前に植え込んだばかりのか細い利休梅が、昨夜の暴風雨にもかかわらず、純白の愛らしい花をたくさん咲かせ始めました。か細い幹に括りつけられている説明書きには「利休梅 バラ科 ヤナギザクラ属 落葉低木  枝がアーチ状に伸び、先には桜に似た白い清楚で美しい花を咲かせます。涼やかな葉と端正な樹形は庭のシシンボルツリーに適します。切り花としても重宝します」とあります。また、利休梅は茶人好みの渋い花と言われているので、茶人の千利休に何か関係があるのかと思っていましたが、全然関係ないとのことです。

ここの利休梅は植えて未だ一年、切り花としての利用や端正な樹形になるにはしばらく時間がかかりそうです。

1333429401_CIMG4386咲き始めた「利休梅」の純白の花