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孫と不動明王

2012-05-04

昨日からゴールデンウィークの後半が始まりました。

それに合わせて、長崎市内在住の次女が同じ市内に住む長女のところの6年生になる女の孫と、諫早市内に居る3年生の男の孫を誘って遊びに連れてきました。また、これらに併せて佐世保市内の三女一家もやってきました。三女のやがて2歳になる男の児も、先月から保育所へ行っている関係で、またずいぶんと知恵がついたようです。幸い、行楽日和の天気に恵まれ、美術館前の芝生などで3人元気よく駆け回って遊んでいました。

また、この休みを利用して40年ぶりに会う大阪在住の知合いの方が美術館にきてくれたので、三女のところの孫を抱きながら館内展示の説明をしていたところ、抱かれている孫が両手に何度も力を入れて私にしがみついてきます。私は最初、孫が人見知りをしているのかなと思っていたところ、私が美術館の奥に向かって数歩足を進めると、突然大きな声を上げて泣き出し、私の胸に顔を伏せ強くしがみつきます。最初は何が起きたのかよく分からずにいましたが、よくよく周りを見ると奥に展示している不動明王(原型)を恐がってのことでした。

確かに、像は大きくて小さな子どもにとっては恐ろしい顔つきをして私たちを見下ろしているようです。私が大丈夫だからとあやしてもなかなか泣き止みません。孫はまだこの不動明王は苦手なようです。

1336110833_CIMG4445不動明王(原型)