山本美術館 > ブログ > 「徳力富吉郎展」始まります

「徳力富吉郎展」始まります

2012-05-28

2012特別企画展第3弾は「徳力富吉郎展」、明日からの開催です。

京都生まれの徳力が生涯に描いた作品は1,000種余りにもおよび、それらの多くが出身地の京都を題材にしたものを制作しているそうです。

美術館での徳力富吉郎展の開催は2回目になりますが、前回は主に九州の名勝地を描いた風景木版画を紹介しました。今回は彼が数多く描いた京都作品の中から、その四季12点と私たちの地元・長崎の長崎和蘭陀坂霖雨の作品計13点を展示します。

荘厳華麗な「宇治平等院」、真ん丸い月の「宇治川」、祭りの「祇園祭」、三日月の「桂離宮の月」、桜の「洛東清水寺」、紅葉の「高山寺紅葉」、苔の「洛西苔寺」、雪景色の「鞍馬の雪」、細い雨の「嵐山の雨」など、そして太い雨が降っている様子の「長崎和蘭陀坂霖雨」、どの作品も華麗な多色刷りで描いてあります。見応え十分です。

皆様も是非ご覧になってください。

1338204018_CIMG4486