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OMURA室内合奏団第14回定期演奏会

2012-05-30

26日土曜日の午後、「OMURA室内合奏団第14回定期演奏会」(シーハットおおむら さくらホール)へ出かけました。

普段は演歌一筋で、オーケストラの演奏会には滅多に行く機会を持たなかった私でしたが、今日のコンサートは知人の方にチケットを頂いてのものです。

今回の定期演奏会にはブラジル出身のチェロ奏者 アントニオ・メネセスがゲストとして共演することが、ラジオやテレビ等でよく宣伝されていました。チェリストとしてのアントニオの名声や人物について知らない私は、この案内宣伝を何となく聞き流していました。

オーケストラの演奏曲は、「ベートーヴェンの弦楽四重奏第11番ヘ短調Op.95セリオーソ」(弦楽合奏版)、「ハイドンのチェロ協奏曲第1番ハ長調Hob.VⅡb-1」、「ベートーヴェンの交響曲第7番イ長調Op.92」です。 指揮は松原勝也東京芸術大学教授、OMURA室内合奏団アーティスティックアドヴァイザーでバイオリン奏者でもあります。

アントニオは、ハイドンのチェロ協奏曲でOMURA室内合奏団と共演し、ベートーヴェンの交響曲ではそのオーケストラの一員として演奏したのには驚きました。彼の登場に、まず使用するチェロの何とも落ち着いた渋い色に目が惹かれ、そして時に足までを含めて身体全体を激しく使うその弾き振りは聴く者全てを魅了する流石なものでした。また松原さんのしなやかで、かつ情熱的な指揮も素敵でした。

また、世界的チェロ奏者と東京芸大教授の大村出演が、かつてミュージカルスターとしてアメリカブロードウェイで活躍し、現在、古里大村でこの合奏団を立ち上げたシーハットおおむらの館長・村嶋寿深子さんのご縁によることも分かり、身近な大村市で聴けたことを感激、感謝した次第です。

帰りの車の中では、世界超一流のチェロ奏者とOMURA合奏団の演奏に家内と酔いしれて、私好みの演歌のCDは止めたままにしていました。

1338341237_img001「OMURA室内合奏団第14回定期演奏会」パンフ