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今朝のコラム「水や空」

2012-11-21

今朝の地元新聞のコラム「水や空」を読んで、全く持って同意の念が噴出しました。 3年前の衆院選において長崎2区で当選した福田衣里子氏が、今回の衆院選に臨む態度に関するコラムです。全文を転用掲載して紹介します。

自分の得票数は最初の選挙から今まで、全部正確に覚えていますよ-と言う議員さんや首長さんは少なくない。「一人一人からもらった辞令だから」。そんなふうに表現する人もいる▲12万672人。何の数字なのか福田衣里子さん、あなたにはすぐにピンとくるだろう。そうであってほしい。3年前の衆院選長崎2区で福田さんに投票し、あなたを国会に送り出した人の数だ▲確かに「政権交代」の突風が吹き、熱気や高揚感に包まれたあの選挙ではあり、その象徴として扱われた彼女ではあったけれど、熱気任せでも風任せでもない選択の結果として、一票を託した人も少なからずいたに違いない▲今ふうに言えば「キャラが立っている」からなのか、この3年間、政治が節目を迎えるたびに、メディアはその行動や表情を追い掛けてきた。大勢の1年生議員の中で、時に別格の存在感を放つ姿に触れて、彼女を選んだ有権者は「あ、出てる出てる」と喜び、誇らしくも感じていたはずだ。そして今、がっかりしているだろう。次はよそから出るのか▲「党の方向と私の視線の先が違ってきている」と感じ、「公約破り」への違和感が膨らんでいたのだそうだ。その違和感をまずは、長崎2区で率直にぶつけてほしかった▲誰のおかげで議員になれたのですか-。民主党県連や労組の幹部の憤まんとは、まったく別のトーンの、声なき声が聞こえる気がする。(智) ―2012.11.21 長崎新聞―

これは、報道機関として熟慮に配慮を重ねて社説にされていると思います。一県民一購読者としては、これからも私たち社会構成員が物事に対して感じる本音のところをもっと取上げて(書いて)いただければと願っています。と同時に、こういう文章が私にも書けたらなーと、おこがましくも思ったりしています。

1353474027_map長崎県衆議院議員選挙小選挙区図(ネット地図より)