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お寺さん

2012-11-27

私の宗派は浄土真宗で、お寺は雲仙市千々石町の浄土真宗本願寺派(西本願寺)専照寺といいます。寺の門徒は1,300世帯あまりで、千々石町の総世帯数約1,600戸強のほとんどが一つの寺の下に結集していると聞いております。

親戚の不幸で、昨夜のお通夜から今日のお葬儀とお参りをしました。葬儀の後は身内や親戚、関係者一同でお寺へ納骨に行きます。今回、お寺に足を運んだのは4月の中学同窓生の仲間の供養以来7ケ月ぶりのことでした。

寺の境内には樹齢400年近くになる2本の大きなイチョウの木が聳え立つように立っていて、今紅葉して落葉の真っ最中でした。幹の周りには、散らばった黄色いたくさんの葉っぱの中に混じって落ちた銀杏の実がちらほら目に付きます。私たちの子供の頃には銀杏の実を仲間たちと先を競って拾っていましたが、今は境内で子供たちの遊ぶ姿はまばらであまり目に付きません。

今回、本堂の中に入って目に付いたのが、ご本尊の前に積み上げてあるお経の小さな薄い冊子でした。納骨のおつとめの際に読むお経(確か「讃仏偈」だったと思います)が、近視乱視に関係なく読めるような大きな活字にふりがな付きで記されてあります。

私が小学6年生の時に親父が亡くなったときを始め、今日まで身内や親戚関係の葬儀の後何度なくお寺へ来ておつとめのお経を聞きましたが、今日初めて冊子を見ながら経を唱えて、こういう内容(と言っても、字面での理解だけですが)だったのかということが分かりました。その経本は一冊いただきたかったのですが、おつとめが済んだら回収しますとのことで、残念でした。