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小崎侃先生400回記念個展

2012-12-07

当美術館常設展示の小﨑侃先生の400回目の個展が開催されます。

2013年新春の1月8日(火)から14日(月)までの期間、「個展400回記念 小﨑侃展 漂白の俳人山頭火の世界を描く」と銘打ち、場所は熊本市の県民百貨店6階美術画廊です。

侃先生は、1967年に第1回個展を東京銀座のルナミ画廊で開催されたのを皮切りに、1991年に第100回個展を長崎浜屋百貨店、1995年に第200回個展を東京渋谷東急本店、2001年に第300回個展を佐世保のハウステンボス美術館、そして今回の400回個展と精力的に行われています。45年の間に400回を数える個展とは、単純に計算して1年に10回近くの開催になります。

山頭火研究家で作家の熊本八代市在住の前山光則氏は、今回の個展開催にあたって「小﨑侃氏の版画には絵柄も彫り跡も思いきりの良さが溢れ、つかわれている色も大胆だが、それでいて全体になんとも言えぬあたたかさがある。山頭火も、遍歴・放浪の中から湧き出た句はけっして暗くない。だから山頭火の世界と小﨑氏の版画家としてのあり方は実にウマが合うのだな、と、いつも思う。」と、賛辞を寄せられています。

展示作品は木版画、ガラス絵、屏風、掛軸、肉筆画などです。私も時間を見て駆けつけたいと予定しています。

1354851024_img004「個展400回記念 小﨑侃展 漂白の俳人山頭火の世界を描く」チラシ