開館7周年記念コンサートの開催
23日(土)、18時半から始まった山本美術館開館7周年記念コンサート。
既に17時頃から、開演を楽しみにされたお客様が来場され、席を確保された後は各々館内の展示作品を鑑賞されたり、喫茶ルームでお茶を飲まれたりと開演までのひと時を過ごされ、展示室内に設けた70余りの客席は開演時間には満席に近い状態となり、真冬の寒さを熱気に変えました。
ご出演頂いたのは、OMURA室内合奏団のメンバー、チェロ奏者・田辺清士さんとコントラバス奏者・亀子政孝さんで構成される「ボトムラインストリングス」のお二人です。
コンサートの前半は、モーツアルトの「手紙の二重奏」やハイドンの「デュエット」などが演奏され、クラシックに不慣れな人たちにも分かり易く曲の紹介と説明付きで、時には爆笑の渦が巻き起こるほど和やかな雰囲気で進みました。後半は、ディズニーの名曲「星に願いを」を皮切りに、「北国の春」や「知床旅情」など思わず口ずさみたくなるような親しみのある曲目も披露され、アンコール曲「ロンドンデリーの歌」で高揚感と感動の余韻を残しながら2時間近くに及んだコンサートの幕を閉じました。
展示室内での初めてのコンサートは音響も良くて、オーケストラではあまりメインを取ることのない低弦楽器が美術館内の作品と素晴らしいハーモニーを醸し出し、美しく深い音色が響き渡りました。演奏者のお二人も展示室内での演奏は初めてだったが、たくさんの美術作品に囲まれた中で披露できて嬉しかったと感想を寄せてくださいました。私は、演奏を聴きながらの美術品鑑賞は、作品自身がまた違った物語を語ってくれると感無量でした。
今回のコンサートの開催は、たびたびご来館頂いている隣市の奥様からの企画提案と多大なご協力から始まり、また関係の皆様からはたくさんのご配慮とご協力をいただき感謝でいっぱいです。本当にありがとうございました。
閉演後には出演者のお二人を囲み、ご協力を頂いた皆様方と楽しい反省懇談会を行いました。(N)
ボトムラインストリングスのお二人
会場の様子
お二人(後列中央)を囲んで記念撮影