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盛花

2013-04-03

先日の生け花教室は、久しぶりの「盛花」でした。盛花とは、明治時代の文明開化に伴う生活の洋風化に合った新しい生け花のスタイルとして誕生し、ある程度自由形に剣山を使って水盤に活ける方法です。

花材は、先生の庭先にある蘇芳と百合にストック、カーネーションやスイートピーなどが準備してあり、どれでも好きな花を選んで活けるように言われました。始めに、蘇芳はたくさんの蕾をつけた枝の曲がり方が面白い枝を選び、全体の大枠を囲むように活け、次に真となるメインの百合を、そして小花で足元を埋めていき、全体が不等辺三角形になるように仕上げます。使用する花の色は三色に絞ると、まとまりのある盛花になるといわれています。

最後に先生から手直しと批評を受けて、豪華な盛花に仕上がりました。(N)

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