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長崎びわ

2013-06-10

子供の頃に住んでいた家の庭先に大きな「びわ」の木が植えてあり、今の時季にはたくさんの実を付けていたので、姉、妹と枝を揺らしたりジャンプしたりして必死に実をもぎ取り食べていました。

取立ては瑞々しくて美味しいもので、食べた後には何度も中の黒い種を庭先に蒔いては、芽が出てびわがたくさん食べられますようにと願ったものでした。が、もちろん木は生えてきませんでした。

長崎県はびわの出荷量が国内一位で、国内生産量の三分の一を占めています。なかでも「茂木びわ」は酸味が少なく甘味があり、長崎県の特産品としても人気があります。出始めは一粒1000円を超える高価なものでデパートなどで売られていますが、シーズン中頃にはお手ごろ価格で店頭にも並びます。また、びわを加工した「茂木びわゼリー」もお勧めのスイーツです。

先日ラジオで紹介されていましたが、びわにはカルシウムや食物繊維が豊富に含まれていて、ダイエットと老化防止に効果があり、葉は乾燥させて「びわ茶」として、種は砕いて粉末にして食べられるそうです。また、びわは常温で保存し、食べる2~3時間前に冷蔵庫に入れて冷やして食べるのが美味しい食し方とのことです。(N)

1370826595_NONALNUM-696D616765A4D3A4EFびわ(ネット写真より)