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アンネのバラ 平和に願いを。

2013-08-09

姉から手伝いのお礼に貰った「アンネのバラ」の挿し木苗が我が家に来て3週間経ち、初めての花を咲かせました。

アンネのバラは1972年に、「アンネの日記」で世界中の人々に知られる第二次世界大戦中ナチス・ドイツの大虐殺により亡くなったユダヤ人少女アンネの父・フランク氏より日本へ寄贈され、今日に受け継がれているバラです。蕾の時は赤色に近く、開花するとオレンジ色、さらに日差しを浴びて花弁の先から次第にサーモンピンクに変化していく不思議な魅力を持つバラです。

姉は、平和学習の題材に「アンネの日記」を度々取り上げているそうですが、生徒たちに少しでも興味を持ってもらえたらとアンネのバラを育て始めたのが平成17年。その後、これまで20鉢近くもの挿し木苗を図書館や勤務先の学校に寄贈したり友人に分けたりしています。アンネのバラのように清く美しい心が咲き誇るようにと、姉なりの平和の種まきを進め広めています。

長崎に原爆が投下されて68年目の今日、命の尊さと平和の大切さを強く願わずにはいられません。(N)

1376011433_IMG0714-1開花し始めたアンネのバラ

1376011433_IMG0722-1満開のアンネのバラ