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8月の華道の稽古

2013-08-23

8月お盆用の生花は「チョウセンマキ」の一種活けでした。切花の日持ちが悪い暑い中、二週間経った今でも元気に長持ちしています。

美術館での出張レッスンとなったこの日の稽古では、運転をしない先生はご主人の運転で一緒に来てくださいました。私の稽古中、ご主人は私たちの傍で父と植木のことなどについて歓談していました。華道の先生は私が小中学生時代の習字の先生でもあったので、役場に勤務されていた先生のご主人にも、私が先生のご自宅の教室に出入りするようになった小さい頃から可愛がっていただきました。そんなご主人は、何故か私のことをいつも「キナオ」と呼んでいます。

今週の稽古では、リンドウとネコヤナギとニューサイランのスッキリとした三種活けでした。青紫の可憐なリンドウは、群生せず一本ずつ咲く姿から「悲しんでいるあなたを愛する」との花言葉が伝えられています。また、生薬としても用いられるリンドウは、苦味が強くまるで竜の胆(きも)のようなので、和語で竜胆と名づけられたと言われています。

軽やかで涼しげな三種活けが出来上がりました。(N)

1377224521_CIMG4961-1チョウセンマキの一種活け

1377224521_CIMG4946-1リンドウとネコヤナギとニューサイランの三種活け