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中秋節

2013-09-24

中秋の名月の日が必ず満月になるわけではないそうですが、今年の9月19日は十五夜と満月が同じ日で、うさぎが餅つきをしている様子が伝わってくるような明るい輝きのまん丸いお月様を見ることができました。

その夜、偶然にも長崎新地中華街近くを通ると、お月様と同じように丸くて黄色に輝く提灯がたくさん飾られていました。これは中華街の「中秋節」のお祭りで、旧暦8月15日の中秋の名月に因み、一家団欒、家庭円満を願いお祝いする、中国では三大節句の一つです。中華街の入り口には祭壇が設置され、新地橋広場には中華屋台や中秋スイーツの露店が並んでいました。

地球から一番近いところにある身近な天体「月」の輝きと、思いがけず新地中華街が黄色に輝く幻想的な世界を体感した秋の一夜でした。

次回の中秋の名月当夜の満月は2021年とずいぶん先になるとのことで、今年は何か得をしたようです。(N)

1379987406_IMG0866-1長崎新地中華街「中秋節」の様子

1379987406_IMG0867-1「中秋節」の祭壇