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三川内陶器市

2013-10-12

久しぶりに三川内の陶器市へ出かけました。

いつもは木原の臥牛窯の窯元展示室へ寄った後に陶器市へ足を運ぶのですが、今日は逆回りで西九州自動車道を三川内ICで降りてから、まず三川内焼伝統産業会館前広場の展示会場を覘きました。開店間もない時間でしたが、既にメイン駐車場は6割方埋まっていました。

車を停めるのもそこそこに、お目当ての臥牛窯さんのテントへ一直線。テント内では正面中央に置かれた、やがて十四代を継承する長男・午郎さんの新作「天の川流星文」の壷に目を惹かれました。壷全体を藍色の地で埋め、その上を走る流星群が色とりどりに見事に表現されていて、また壷の中にも幾筋かの流れ星が描いてあり、これらを見つめていると吸い込まれそうな感じです。「流星群は何層にも色を重ねて表しました。きちんとしないと剥離するので難しい・・・」と午郎さんの説明です。この壷を囲んで、同じ流星文のコーヒー碗皿、湯呑み、焼酎カップや小ぶりのビアグラスなどが並んでいます。しばらくは、これらをじーっと注視していました。

その後、窯元に顔を出して、新作の「五島椿文」の湯呑みなどを入手し、今日は注視が主体で昼前早々に帰ってきました。

1381553530_CIMG5008臥牛窯「五島椿文」湯呑み