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福田進一ギターリサイタル

2013-11-15

昨夜、長崎市原爆資料館ホールで開催された「福田進一ギターリサイタル2013」へ行って来ました。

東京を拠点に世界の舞台で活躍されている福田さんは、パリ国際ギターコンクールでグランプリ優勝、さらに国内外でたくさんの賞歴を重ね、また外務大臣賞や芸術選奨・文部科学大臣賞をギタリストとして初めて受賞しています。門下には、鈴木大介や村治佳織などのギター界のスターを輩出するなど、クラシックギター界ではとても有名な方です。

私は今回、当美術館のコンサートにも幾度となくご出演いただき、長崎県内外で活躍されている同じくギタリストの山口修さんからご案内を受けました。福田さんと修さんは同じ歳、ヨーロッパ留学時代も同時期ということで長年交流を深められているそうです。

福田さんはソロで、難曲と言われるバッハの「6つのプレリュード」やタレガ「アルハンブラの想い出」などを時には優しく、時には切なく、そして力強く演奏されました。修さんとのデュオでは、ブラームスの名曲「主題と変奏」、グラナドスの「ゴエスカス間奏曲」を演奏されました。福田さんの質のいい上品な音と、修さんの繊細で軽やかな音色が響きあって、とても心地良い時間でした。

この西日本・九州ツアーは2年に一度開かれ今年で13回目となり、長崎公演の後は九州各県と中国地方を巡り、全13ヶ所で演奏されるとのことです。(N)

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