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バングラデシュからの若者たち

2013-12-19

今年も押し迫ってきて、「富本憲吉自刻木版画展」もいよいよ残すところ10日余りとなりました。

先日は、諫早市にお住まいの方の案内で、バングラデシュからの若者(学生 ?) 二人が当館の作品を鑑賞に見えました。

二人は日本語での会話や理解は初歩的なようでしたが、「版画」と「日本の浮世絵」について日本語と片言の英語で説明すると、時おり相槌を打ってうなずきながら熱心に富本木版画や広重などの浮世絵作品、小﨑版画や臥牛陶芸作品等を見入っていました。幾つかの作品を写真に撮りたいと申し出があったので、少しでも日本の文化の理解や国際交流の一環になればと思い特別に許可したら喜んでくれました。

この訪問は、外務省がアジア大洋州諸国との間の青少年交流事業「JENESYS2.0」の一環として、南アジア地域(アフガニスタン及びバングラデシュ)の青少年約160名を、日本の歴史や文化,日本が誇る最先端技術などに触れ,我が国の強みや魅力である日本ブランドや日本的な「価値」に関する理解と関心を深めることを期待して招いたもの、と後で知りました。

今年最後の特別企画展も29日(日)迄です。気忙しい時期となりましたが、まだご覧になってない方は、是非、足をお運びください。

1387419446_CIMG5115富本憲吉「徳利(春秋)」