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「負けてたまるか」

2013-12-25

大村市の松本崇市長が出版した「負けてたまるか」を手にしています。

「多発性筋炎」という難病を患い、車椅子での活動(生活)を余儀なくされている市長の人生や市政舵取りについての奮戦記を、興味深く一気に読み終えました。

松本市長にはかつてまだ市長に就かれる前、私の職場であった大学の英語の非常勤講師としてお見えになっていた時代に何度かお会いしたことがあり、また先生からの用事の電話でたまたま応対したしたことがあります。その時々には、エネルギッシュに動かれている人だなという印象がありました。

そして市長に就任された後、在職中に無実の罪で逮捕を受けて220日もの長きに亘り拘留され、その後奥さんの自殺や次男の急死、そして自身の病と、普通の者では到底耐えることが出来ないような過酷な苦難を孤軍奮闘して切り開き、大村市を「日本一住みたくなるまちづくり」のために邁進している市長の人生と市政への真摯な取り組みのお話に何度も涙しました。

こんな市長を持つ大村市民は幸せであろうと思いますし、私もまだまだこれからの人生、何事にも「負けてたまるか」。

1387935395_img001「負けてたまるか」(松本崇著 2014年1月 WAVE出版)