抹茶を楽しむ
2014-01-21
先日、茶道教室以来2年半ぶりにお抹茶を点てました。
薄茶は「松風」、濃茶は「先陣の昔」という銘柄で、和菓子は長崎市内老舗店の「干菓子」と「花びら餅」です。
使用した抹茶碗は以前習っていた茶道の先生からお祝いにいただいたもので、表・裏両千家の書付指定作家となっている京都清水焼の加藤利昇 ( 昭和21年~ )の作品です。加藤さんは染付けを始め、ろくろ、色絵、金襴手、乾山、交趾など様々な技法を独自で習得した後、茶陶を専門とするようになり、絢爛豪華な色絵茶碗を手がけています。
私の茶碗はオランダの国旗が掲げられている扇型の島の形で、南蛮船から見た長崎の出島を描いたものだと推測されます。金彩色と屋根の黒、木々の緑とシンプルな色使いながらも高貴な風格を感じます。
そんな茶碗に抹茶の美味しさを引き立ててもらい、茶道の稽古時のことを懐かしく思い出しながら、略式ながら自分で点てたお抹茶をたいへん美味しくいただきました。(N)
(ネット写真より)