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武雄温泉の桜門と新館

2014-03-20

先日、ゆっくり温泉にでも入って気分転換しようと武雄温泉へ出かけました。

夕暮れ時の武雄温泉街に入ると、温泉街のシンボルである朱塗りの「楼門」がライトアップされていて、そこだけがぽっかりとタイムスリップしたように浮き上がって見えます。竜宮を連想させる鮮やかな色彩と形をした桜門は、釘を一本も使用していない建築物とのこと。門をくぐると歴史を感じさせる資料館の「新館」があります。この「桜門」「新館」どちらとも、東京駅を設計した佐賀県唐津市出身の辰野金吾さんの設計で大正4年に建てられ、国の重要文化財に指定されています。落ち着いた静かな佇まいの武雄温泉は、豊臣秀吉や伊達政宗、吉田松陰にシーボルトなども入湯したと言い伝えられているそうです。

新館の隣りに大衆浴場があり、そこの貸切湯が有名だというので、飛び込みでしたが運良く「殿様湯」が空いていたので利用しました。お湯はさらさらとした透明色で45度の高温、普段はぬるめの湯に入る私にはとても熱くて、水でどんどん冷ましながら入りましたが茹で蛸のように真っ赤になりました。しかし、湯船から上がった後も身体全体がいつまでもポカポカと温かく、久しぶりの温泉をゆっくり楽しみました。(N)

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