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イラストレーター西口司郎さんからの贈り物

2014-05-11

西口司郎さんは島原市出身で、手塚治虫の「ブラックジャック」や、高村薫の「マークスの山」など有名作の表紙絵を手がけられ、装幀を主に活躍されているイラストレーターです。

ガラスのような艶感のあるタッチで妖艶な女性を描いた作品が印象に残っていますが、同市内で化粧品店を営んでおられる西口さんの弟さんが時たま美術館に寄って下さるご縁で、司郎さんにも数年前にお越しいただきました。その時、快くサインや記念撮影をしていただき、「いつか作品を送ってあげるね」と約束して下さいました。

すっかり約束のことを忘れていた先日、弟の西口さんが「遅くなったけど、司郎から直希さんへのプレゼント」と額入りの作品を持ってご来館されました。窓絵のような楕円形の額の中にはブラックバスが生き生きと描かれ緑色と茶色で纏められていてすっきりした落ち着きがあります。有り難く頂戴いたしました。

司郎さんは現在、週刊誌「週刊文春」に連載中の真山仁「売国」の挿絵を担当されているとお聞きしたので、早速、5月8日・15日ゴールデンウイーク特大号を購入して拝見しました。

数年前のご約束を覚えていて下さり、作品をいただいたことに深く感謝して、西口司郎さんのますますのご活躍を期待しております。(N)

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