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活花を見て思うこと

2014-06-06

リアトリスの一種活け

美術館入口の飾り棚に活けているリアトリスの一種活けを見た母が“池坊は綺麗な活け方ね~”とつぶやいていました。

若い頃に盛り花を主体にする小原流華道を習っていた母は我が家の花博士で、普段からよく生花を飾っていました。しかし、美術館を開館してからというものはお花を頂く機会が増え、それらを私が我流で活けて喫茶ルームなどに飾っていたら、母にとっては少々我流過ぎる飾り方が目に余ったのだと思います。母から“直希、華道を習いに行ったら”とさらりと言われて、私は池坊華道の門をたたくことになりました。

池坊華道に決めた理由は、諫早市内に住んでいた頃のマンションの一階ロビーに飾ってある生け花が池坊華道で毎回綺麗で楽しみに見ていたことと、たまたま先生を探していた時、小学生時に書道を習っていた先生が池坊華道も教えていると知って、先生にお世話になることにしました。書道もそうでしたが、お花の教え方も上手で親しみのある先生の所に通うのが楽しく、花木の出生の美を大切に活ける池坊華道にはまっている私です。(N)

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リアトリスの一種活け