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鷺草

2007-08-01

母が先々週植えた「鷺草」が、今、花開いております。

鷺草は、母がとても好きな花の一つです。何故かと言いますと、母の惚れ込んでいる「臥牛窯作品」の中に「鷺草文」の絵柄があるからです。

私は、初めて本物の鷺草を身近に観て、小さくか細くはあるが、けれども、暑い真夏に一生懸命に伸びて生命力豊かに咲き誇っている姿に感動を覚えました。 同時に、この鷺草の花びらの先一つひとつまでを見事に描きこんでいる臥牛窯の繊細で緻密な陶芸作品に、またいっそう惹かれました。

臥牛窯には他にも季節の何気ない草花を題材に用い表現した作品がたくさんあり、それらの作品には臥牛窯ファンならずとも惚れ惚れするような愛らしさを感じさせられます。

私は、十三代横石臥牛先生の素晴らしい腕前にますます感服いたしております。