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ガレージの鳩

2007-08-10

美術館入口にブルー色のガレージがあります。このシャッターの表面には「ピース」をモチーフとした絵が描かれてあります。開館一週間前に侃先生が泊り込んで制作して下さいました。全体のブルーの色は大空=平和を表し、その中を鳩が元気良く飛んでいる姿、鯨が大海原を泳いでいる様子や山々の元気な木などが描かれております。シャッターが開く度に、鳩が大空に飛び立つようなイメージになっています。平和の象徴でもある鳩・・・。私たちは世界平和を願って何か活動していかなくてはと思います。

また、昨日「原水禁」の世界大会に出席した知人が、会場で配られていたと持ってきて下さったものがあります。長崎市の爆心地近くを流れる浦上川の水底から、最近になって出てきた「瓦」の破片です。この破片には、表面にぽこぽこと水泡があり、放射能を受けた跡が残っています。原爆投下時には、屋根の上の瓦だったのかそれとも既に川にあったものか・・・、どちらにしても原子爆弾という核兵器の威力の恐ろしさを改めて実感いたしました。

ガレージ

瓦の破片