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展示替え

2014-06-30

明日からの特別企画展第3弾「平塚、田川、奥山木版画展」の準備が出来上がりました。

今回は、102歳の長寿を全うし白黒版画を極めた平塚運一、その平塚と師弟的な間柄で長崎を代表する版画家の田川憲、加えて日本の広告版画の草分け的存在である奥山儀八郎の三人の木版画作品を紹介します。

平塚作品は「夜の長崎港」「諫早眼鏡橋」「雲仙遠望」「島原口の津」「天草灘」、田川作品は「飛竜の屋根」「カルソーうら」「グラバー氏の庭(長崎)」「長崎眼鏡橋」「雲仙・原生沼」「島原 原城址」、奥山作品は「長崎九十九島」と鏡飾絵の「ニッカウヰスキー蒸留工場」の計13点を展示しています。また、江戸浮世絵の手法を研究し、日本木版画の伝統の継承にも取り組み松戸市矢切で作品の制作にあたった奥山儀八郎作品については、会期後半に「矢切の渡し 雪中」を紹介する予定です。

会期は9月28日(日)まで。どうか、ご覧になってください。

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