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8月終わりの三種活け。

2014-08-31

8月最後の華道教室では、パンパースグラスとコデマリとリンドウ科の花の三種活けでした。

ススキに似ている白銀に輝く羽毛のパンパースグラスは、シロガネヨシ(白金葦)とも呼ばれるイネ科の植物で草丈が2mにもなる大きなものがあり、群生して生えています。秋にはよく使われる花材で、とてもしなやかで滑らかです。

通常、真はS字を描くように活けますが、パンパースグラスはタメ(カーブ)が効かないので一直線に活けます。パンパースグラスを真に、コデマリの枝を副に、リンドウ科の花を体に使い、全体を楚々とした美しさに仕上げました。(N)

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