山本美術館 > ブログ > 西岡文彦著「モナ・リザはなぜ名画なのか?」

西岡文彦著「モナ・リザはなぜ名画なのか?」

2014-10-10

「モナ・リザはなぜ名画なのか?」(西岡文彦著 ちくま文庫)を読みました。 レオナルド・ダ・ヴィンチの名画「モナ・リザ」が、なぜこんなにも世界中で一番知られ、一番愛されている絵画なのかを西岡さんの視点から紐解いている一冊です。

私が最初に目にした絵画は「モナ・リザ」だと思います。高校生まで住んでいた家は、玄関から二階天井まで吹き抜けの当時としてはモダンな作りをしていて、玄関を入った正面二階の踊り場に「モナ・リザ」の比較的大きな複製画が飾られていました。高校を卒業するまでの約18年間、毎日見続けた絵画で、子ども心にもモナ・リザの微笑みが不思議に映り、じっと見つめてみたり、横目で見たり、下から覗きこんでみたりと、色んな角度から見ていました。

25歳の時、ルーブル美術館で初めて実物の「モナ・リザ」に対面できました。その時の感動は今でも色褪せていません。

ダ・ヴィンチがこの傑作を世に送り出して500年近く経ちますが、神秘の表情を称えた「モナ・リザ」は世界絵画の最高傑作の一つに違いありません。(N)

 

img222

西岡文彦著「モナ・リザはなぜ名画なのか?」( ちくま文庫)