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バラ「アンナプルナ」

2014-11-25

ヒマラヤ山脈に属する名山アンナプルナの特に南壁は、登山者の5人に2人が命を落とすことから“キラー・マウンテン”と呼ばれ、世界で最も危険な山として知られているそうです。世界最高峰のエベレストでさえ、登頂者の死亡率が4%くらいなのに対し、アンナプルナは何と40%というから尋常ではない難易度です。

今年9月には、そのアンナプルナで2008年に高山病で倒れたスペインのベテラン登山家のイナキの救出を描いたドキュメンタリー映画『アンナプルナ南壁 7,400mの男たち』も公開されました。

そのアンナプルナの名前のついた薔薇が開花を始めました。透き通るようなシルキーホワイトの大輪花で、凛とした爽やかな強い香りがします。きっとアンナプルナの雄大な景色や山頂付近の雪を覆った山のイメージで、その名がついたのではないかと思いを巡らしています。(N)

 

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 開花を始めたアンナプルナ  五分咲きのアンナプルナ