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堤清二さんについての一冊の本

2014-12-11

近くの書店で、昨年亡くなった堤清二さんについて書かれた本「堤清二と昭和の大物」(松崎隆司著 光文社)を入手しました。

本の帯の、『「怖いものなんて何もない」自分を信じ抜き、独自の感性でニーズを先読みし、若者文化を創造した希代の経営者が最晩年に語り尽くした、輝かしい業績の裏で出会った財界人・政治家・文化人』の紹介に惹かれて、早速読んでみました。

西武百貨店を中核とする流通グループ「セゾングループ」の創業者で作家の堤清二が歩んだ、波瀾万丈の生涯の交遊録は、登場人物が日本のみならず世界を代表する各界の一流の方ばかりで、さすがに堤さん、と感動と興奮で一気に読み終えました。

とりわけ、日本の鳩山一郎、田中角栄、吉田茂、竹下登、三木武夫、大平正芳、伊東正義、宮澤喜一などの政治家や、「政財界の黒幕」とか「フィクサー」と呼ばれた児玉誉士夫、「政商」と言われた小佐野賢治との関わりからは夫々のある裏面を面白く知ることができました。

 

「堤清二と昭和の大物」(松崎隆司著 光文社)

「堤清二と昭和の大物」(松崎隆司著 光文社)