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叔母さんと同じ名前のバラ

2015-01-29

先日の休館日前夜、姉の4才になる子どもが高熱を出し、明日の月曜日は保育園を休ませるので看病をしてほしいとの連絡があり、休館日は長崎市内の姉宅へ出かけました。

甥は幸い心配していたインフルエンザではなく熱も37度台まで下がっていて、私とパズルをしたり、絵本を読んだり、たまには私の膝の上に座ってきて仲良しごっこをしたりして、姉夫婦の帰宅するまでお利口さんに遊びました。

姉宅の広いバルコニーではたくさんのバラを育てていますが、そのほとんどが冬期の剪定を済ませていました。その中で今、濃いピンク色の「ディムカズコ」という大輪四季咲きのバラだけが二輪咲いています。姉が、このバラは私たち三姉妹と弟をとても可愛がってくれ、病気のため36才の若さで亡くなった和子叔母さん(父の妹)を偲んで育てている思い入れのあるバラだと教えてくれました。

私たちに優しさと命の尊さを教えてくれた和子叔母さん。叔母さんと同じ名前の付いたバラは、真冬の寒い時期にも関わらず叔母さんの心のように優しく綺麗に凛として咲いています。和子叔母ちゃんとの思い出をいろいろと頭に浮かべながら、叔母ちゃんの一人息子も結婚して立派に頑張っているからねと心の中で伝えました。(N)

 

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