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小さな可愛い知恵

2015-03-03

先日、2歳3か月の孫娘が風邪による発熱のため家内も一日お守りを手伝いました。三日目の夜には熱も下がって「もう元気になったよ」と電話で連絡があり安心していたら、翌朝、発熱をぶり返しそれに下痢が加わり「感染性腸炎」と診断され、孫娘はそれから一週間ほど保育園を休園しました。

この間、両親が交互に看護休暇を取ったり、また家内と次女も一日ずつ看護手伝いをしたりして、先々週水曜日にはどうにか本来の状態に快復しました。共働きの三女が翌日木曜日の朝、「保育園へ行くよ」と送り出そうとすると、10日間ほど休んでいた孫娘は「○○は、元気ない・・・」と答えて、登園を嫌がったそうです。わずか2歳余りの子どもの知恵ついた即答に苦笑いした、との三女からの御礼と報告の電話がありました。

私もこの間一度だけ兄の孫息子を保育園へ迎えに行くのを手伝い、帰途、孫の要望に応えてコンビニへ寄り、小さな箱のジバニャンのおもちゃを買ってやりました。家に帰った孫は箱からおもちゃを取り出すと、ハサミを持ち出して箱を切り出します。切り取った紙片を、「次はこれが欲しい」「おじいちゃんのバッグに入れといて」と言いながら私に差し出します。紙片には今子どもたちに大人気の妖怪ウオッチのキャラクターが載っていました。4歳を過ぎたらずいぶん知恵がついてくるものだと思いながら、「おじいちゃんはいらないよ」「○○君が持っときなさい。お父さんにやったら。」などと笑って受取り拒否の問答をしていると、そこへタイミングよく家内が顔を出しました。孫息子は家内に駆け寄り、「おばあちゃん、これ持っといて。今度買いたい。」と言いながら渡し、紙片は家内の財布の中にすんなり納まり、私はしめしめの心境でした。

 

(ネット写真より)

(ネット写真より)