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侃先生の作品展

2015-03-01

先日午後、諫早市内の画廊で開催されていた「青春のデッサン出版記念 小﨑侃木版画展」を鑑賞しました。

家内と展示作品を見入っているとちょうど先生が長崎市内から来廊され、久しぶりにお会いできた先生は、「美術学校に入って、裸婦のモデルを見ながらデッサンするのが最初だった。だから、裸婦の作品が多い」「当時は、対象を一気に描いていたのでわりあい線がのびのびしている」などと教えてくれました。そして、この間の状況報告、今後の予定や情報交換等を行い、またの再会を約束して別れました。

先生が若い頃の三年間、東京から長崎の両親宛て毎日送った絵手紙は、版画やデッサン、手彩色の作品などたくさんの枚数で、はがき大とはいえ先生の作品に対する真摯な取り組みと筆まめさを感じました。はがきデッサンの他には、先生の作家活動初期の頃の縁起の良い馬を主体にしたモノクロ作品や、山頭火の自由律俳句をモチーフにした大小の作品が展示してありました。

 

侃先生と

はがきデッサンの前で侃先生と