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ツツジの一種活け

2015-04-10

4月に入って最初の華道の稽古は、ツツジの一種活けでした。

ツツジはタメ(各々の役枝に見合うカーブをつけること) が効かないので、準備されているツツジの枝の形を見て、どの枝をそれぞれの役枝に使うかを見極めることが一番のポイントです。役枝が決まるとツツジの性質であるこんもりとした生え方を表現するために、真と副と体の隙間は作らずに一体化し流れるように余った枝で補っていきます。

古典的な枝物を活ける事が得意な先生に錬われていますのでスムースにお稽古も進み、美術館に戻ってから定位置である玄関前の飾り棚に活けました。が、まだツツジの花は満開ではありませんが既にボリュームがある活け花なので、定位置だと後壁面との間隔が少々窮屈そうです。そこで、写真撮影の後は喫茶ルームへ移動しました。満開になるのが楽しみです。(N)

 

 

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