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父の庭仕事と活け花

2015-06-10

雨の合間をぬって、父は庭木の剪定を続けています。自宅の庭木から美術館の生垣や植木類までかなりの量がありますが、黙々とプロ並みの腕前で植木が整えられていきます。

先日は一日快晴で、早朝から夕方5時過ぎまでマテバシイやシマトネリコなどの大きな木を剪定していました。ときどき、剪定の様子を見学していた私は、夕方には切り落とした枝葉が半端なく多く見えて、父の体調も心配になり、母に呼びかけて初めて枝葉集めを手伝いました。

熊手も枝箒も上手く使う事はできませんでしたが、拾い集めた枝葉は約2時間でコンテナ25杯分にもなり、「農業って大変ね!」と母に言うと、「これは園芸でしょう~!」と母の返答。農業と園芸の区別もつかないほどにフラフラになりましたが、少しは役に立ったと思います。

次の日は慣れない事で腕を中心に筋肉痛になりましたが、その腕を繊細(?)に使って活け花の稽古もしました。先生のご自宅の庭木とニュウサイランとトルコキキョウの三種活けです。梅雨時期の鬱陶しさを忘れるような涼しげな活け花が出来上がりました。(N)

 

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 剪定中の父を隠し撮り  今週の活け花